由布川神社

〒879-5525 大分県由布市挾間町朴木348
TEL:097-583-3370 FAX:097-583-4602
由布川神社

由布川神社は、雄大な自然に囲まれ、心静まる場所にあります。
加久良姫大神、黒龍弁辨天御子大神、出逢大黒大神が祀られており、350年程前からこの地でお祀りされています。
神社にはほとんど鳥居がありますが、神託により本社にはございません。

毎月、月参りの神事を行っております。また、10月には奉納神楽がございます。
パワースポットとなる御神木もあり、どなたでもご参拝頂けますので、お気軽にお越し下さい。

加久良姫大神 開運の神

其の昔、平家一門は長州の壇ノ浦(現山口県下関市)で行われた源平最後の合戦に敗れ滅亡しましたが、平景清とその娘「加久良姫」一行は生き残り、遥々この地に落ちのびてきました。景清は由布川峡谷の洞穴(現在の槍小屋洞穴)に小屋をかけて籠り、豊後の武士等を集めて再び都に攻め上がるべき準備を進めておりました。しかし、豊後の武士団の統領である緒方三郎惟栄が竹田に岡城を築いて敵方の源義経を迎え入れようとしたため、豊後に望みを失った景清は姫には別れも告げず、一人で宮崎に赴き、ついには生目神社へと祀られました。
摂州一ノ谷、讃州屋島、長州壇ノ浦と三度の戦いを終え、平家の武運もこれまでと、残された姫は、「平らが野」に降りたった為、姓も平野と名乗りました。加久良姫はこの地に永眠しています。
姫は目が不自由でした。合戦の度に逃れ、この地にたどり着くまで、どんなに大変だったでしょうか。ご自身が苦労したため、皆様のことを助けたいのです。
美しい姫は自分の髪を峡谷に流し、永久に由布川峡谷の守護神となられました。

黒龍弁辨天御子大神 財運の神

大昔、由布川峡谷のこの地に老夫婦の住む屋敷がありました。この夫婦には子供がいませんでした。ある時、夫婦は大きな卵を拾って帰り、食べようとしました。すると、卵の中から玉のように可愛らしい女の子が出て来ました。子供のなかった夫婦は大変喜んで、名前を「みこ」と名付けて大切に育てました。
みこが十五才になった頃、どういうわけか、みこは寝床を抜け出して夜な夜などこかへ出かける様になりました。朝起きてみると、みこの寝床は露で濡れている事が度重なるようになりました。
ある十五夜満月の日、突然みこが居なくなってしまいました。夫婦は一生懸命にみこを探しました。「みこやーぃ、みこやーぃ。」声の限りに叫びました。そして丁度大きな滝の前まで来たとき、突然夫婦の目の前に大きな黒龍が出て来ました。「お父さん、お母さん、私はみこです。実はこの滝の龍神で、みこは仮の姿なのです。今まで大切に育てて頂いたご恩は一生忘れません。いつまでもお元気でいてください。私の鱗はお金です。絶対不自由はさせません。必ずお二人をお守りいたします。」そう言ったとたん、滝しぶきが舞い上がり、七色の光を浴びた巨大な黒龍は天高く昇って行きました。残された二人はみこ恋しさに涙を流しました。すると、その涙はいつのまにか滝壺になっていました。
この黒龍(みこ)が住んでいた滝は「みこやしきの滝」と呼ばれています。黒龍(みこ)はこの場所に横たわり、いつも皆様を見守っておられるのです。

ご参拝される方へ

どなたでもご参拝して頂けます。
毎月第一金曜日から日曜まで3日間、月参りの神事を斎行しております。
日程等の詳細はお問い合わせ下さい。
初穂料は5000円よりとなっております。

本社では、御神鏡を抱いて祈願が可能です。他では体験できない、由布川神社の特殊神事となっております。

アクセス
〒879-5525 大分県由布市挾間町朴木348
TEL:097-583-3370 FAX:097-583-4602